仏事のまめ知識

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忌明け法要までの準備

忌明け法要は原則的には命日から49日目におこないますが、最近では49日目の直前の日曜日などに営むことが多いようです。日時が決まったら僧侶に法要をお願いし、親戚や故人と縁の深かった人などに案内状を送ります。
葬儀から祀っていた白木の位牌は忌明けの後、お寺に引き取ってもらい本位牌に替えます。ですから、塗りや唐木の本位牌をこの日までに準備しておきましょう。

また、忌明け法要の日に納骨・埋葬をおこなうことが多いので、お墓の掃除や、お花、線香の準備もしておきます。
また忌明けのあいさつを兼ね喪主が香典返しをするのが普通ですので、その準備もしておきましょう。香典返しは香典の金額の1/2~1/3程度の金額の品物を送るのが一般的で、日用品などが用いられることが多いようです。


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法要の手順

施主、遺族は喪服を着用します。全員が席についたら施主のあいさつからはじまり、次に僧侶に読経をお願いします。
お仏壇やお位牌を新たに購入した場合は僧侶に開眼法要もしていただきます。法要がすんだら参列者全員で会食(お斎)になります。ご僧侶には、前もって用意しておいたお布施とお車代をお渡しします。

※忌明け法要は寺院でおこなうことも多いようです。


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埋葬料の受給手続き

健康保険の被保険者が死亡した場合、埋葬をおこなう人に対して市町村から埋葬料が支給されます。被保険者本人の死亡の場合は埋葬料が、被扶養者が死亡の場合は家族埋葬料が支払われます。手続きをしないと支払われないので注意しましょう。
申請先は所轄社会保険事務所です。勤務先で手続きをしていただけない場合は、所轄の社会保険事務所で直接申請手続きをおこなってください。国民健康保険の加入者の申請先は所轄の市町村の国民健康保険課等の窓口です。
※埋葬料は市町村により、支給額や名称が違います。

※また、業務上もしくは通勤途中の傷病で死亡の場合は労災保険から「葬祭料」が支給されます。申請先は所轄労働基準監督署です。

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名義変更と相続手続き

名義変更人 申請窓口
預貯金 金融機関
電話 電話会社
電気 電気会社
ガス ガス会社
水道 水道局
借地・借家 地主・家主
土地・建物 登記所
株式・債権 証券会社等
相続関係  

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年金・税金・保険の手続き

項目 申請窓口 備考
遺族厚生年金
(厚生年金)
死亡時に在職中だった場合は勤務先
すでに退職していた場合は所轄の社会保険事務所
故人が厚生年金に加入していた場合に、扶養家族に支払われます。
遺族基礎年金
寡婦年金
死亡一時金
(国民年金)
市町村役場 故人が国民年金に加入していた場合、遺族の方に支払われます。
※受給資格に制限がありますので、詳細は申請窓口へお問い合わせください。
遺族共済金
(共済年金)
故人の勤務先 故人が共済年金に加入していた場合、遺族に支払われます。加入組織によって、手続き方法、受給資格が違います。
詳細は加入先へお問い合わせください。
所得税確定申告 税務署 原則的に法定相続人が申告をおこないます。
医療費控除 税務署 税金還付
納税義務消滅申告 市町村役場 自動車税など
相続税 税務署  
生命保険金 生命保険会社 他 生命保険は、生命保険会社の「生命保険」の他、郵便局の「簡易保険」、勤務先で加入している「団体生命保険」、会社経営者などが加入する「経営者保険」などがあります。詳細は加入先へお問い合わせください。
労災保険
(遺族補償金)
勤務先か、
労働基準監督署
業務上・通勤途上の傷病で死亡した時、給付されます。
住宅ローン
生命保険
加入先金融機関 現在では生命保険付きの住宅ローンが普通になってきています。住宅ローンに生命保険が付いている場合、その生命保険をローン返済にあてます。

その他の手続きとして、ゴルフ会員権の名義換えや、加入していた団体への脱会届け、身分証明書等の返却などが考えられます。

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年忌法要について

亡くなった人の祥月命日に営まれる法要を年忌法要と言います。祥月命日とは、亡くなった月日のことです。
例えば、ある人が3月16日に亡くなったとすれば毎年3月16日が祥月命日ということになります。

【年忌法要をおこなう年は?】

■一周忌

亡くなった都市の翌年に営まれる、はじめての祥月命日の法要です。特に重要な年忌法要とされています。

■三回忌

一周忌の翌年に営まれるのが三回忌で、これから3年目を迎えるという意味で三回忌と言います。
以後、命日から数えて満6年目の祥月命日に営まれる七回忌、同じように十三回忌・二十五回忌・三十三回忌・五十回忌と続きます。
宗派や地方の習慣によって、二十年代を二十三回忌と二十七回忌の二度勤めることもありますので、ご住職に相談しましょう。五十回忌以後は五十年ごとになります。

【年忌法要の準備は?】

まず、日時や場所を決めなくてはなりません。日時は正しくは故人の命日ですが、都合で変更しなければならない時は命日よりも遅くならないようにしましょう。場所は自宅やお寺が多いようです。自宅でおこなうときは、お仏壇を掃除し仏具も揃え、線香、ロウソク、お花などを準備しておきます。もちろん、お墓も掃除しておきます。
また、お寺に連絡をして日時などの相談をする際、塔婆も用意していただくようあらかじめ頼んでおきましょう(浄土真宗以外)。塔婆料とお布施も準備しておきます。


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お彼岸について

お彼岸という言葉はインドで使われている言語の一つ、サンスクリット語の「パーラミター」(波羅蜜多)の漢訳で「到彼岸」の略だと言われています。つまり、いろいろな迷いの多いこの世(こちら側の岸=此岸)から、悟りの世界(彼の岸=彼岸)へ到達するという意味です。
春の彼岸は春分の日を中日に、秋は秋分の日を中日に前後3日間を合わせて、合計7日間おこなわれます。中日は昼夜の長さが等しく、太陽が真東から出て真西へ入ります。真西に沈む夕陽を拝み、その彼方にある浄土を思い、そこにいる先祖を偲び、仏事を行う期間です。

【お彼岸のご供養は?】

できるだけ家族をそろってお墓参りをしましょう。墓石をきれいに洗い、お墓の周囲も掃除して花や線香をたむけ、お菓子などもお供えします。家庭では仏壇を掃除し、新しい花、それに牡丹餅・お萩、お彼岸団子などをお供えします。
お彼岸の期間中、各寺院では彼岸法要がおこなわれます。ぜひ、参加しましょう。また、お寺にお渡しするお布施を用意しておきましょう。

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お盆について

お盆の行事は『盂蘭盆経』(うらぼんきょう)に説かれている目連尊者の話に由来します。
お釈迦様の弟子の中でも神通力一番と言われていた目連は、ある時この神 通力を使って、
母親の死後の世界を見たのです。すると、母親は餓鬼道に堕ちて飢えと渇きに苦しんでいるではないですか。
そこで目連はお釈迦様にどうしたら 救えるのかたずねました。お釈迦様は「お前の母親は生前、物惜しみして他人に布施をしなかった。
代わりにお前が布施行をしなさい」と言われました。目連は お釈迦様の教えにしたがい、
僧侶たちの夏の修行期間のあける7月15日に多くの僧や貧困に苦しむ人達に飲食物などを施したのです。
すると、その功徳によって母親は極楽住生がとげられました。
それ以来(旧暦)7月15日は、父母や先祖に報恩感謝をささげ、供養をする重要な日になったのです。
現在、日本各地でおこなわれるお盆の行事は、各地の風習などが加わったり、宗派による違い(例・浄土真宗では霊魂が帰ってくるとは考えません)によって様々ですが、一般的に先祖の霊が帰ってくる期間だとされています。

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お盆の行事について

1)ご先祖様の霊を迎える「精霊棚」を13日の朝につくります。

2)そして13日の夕方か夜に菩提寺とお墓に参り、先祖の霊を迎えます。これを「精霊迎え」ともいいます。
この時に、霊が迷わず帰ってこられるように焚くのが「迎え火」です。

3)16日の「送り盆」の日に、お盆の間一緒にすごした祖先の霊を送りだすのが「精霊送り」です。
この時には「送り火」を焚きます。

<棚経>
お盆の期間に、菩提寺の僧侶が棚経にまわられますので、お布施を用意しておきます。
遠方から来ていただいた場合にはお車代として、往復のタクシー料金くらいの金額もお渡ししましょう。

<新盆(あらぼん、にいぼん)>
故人の四十九日の忌明けの後、初めて迎えるお盆をいいます。
四十九日よりも前にお盆を迎えた場合には、その年ではなく翌年が新盆となります。

<新盆提灯・盆提灯>
一般的には提灯の明かりで故人の霊が道に迷わないようにするために使われます。
新盆には新盆提灯として白張りの提灯、そして親戚や縁者からのお供えには柄のついた提灯を用いることが多いようです。

先祖の霊を乗せるための、なすやきゅうりで作った牛や馬もお供えします。
精霊棚はお供え物をする棚で、特に決まったまつり方はありません。
まこもむしろを敷き、その上に供物や蓮の葉、故人の好きな花、旬のものなどを飾ります。
※浄土真宗では精霊棚は作りません

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お墓参り前の掃除

ご先祖さまにお参りする前には、必ずお墓のお掃除をしましょう。
この時、ご先祖さまに対する奉仕の気持ちを忘れずにお掃除することが大切です。

(1)まずはじ めに、枯れた花、線香の燃えカスなどは取り除き、墓石の周囲の草むしりやゴミ拾いをします。
(2)次に墓石に水をかけて、たわしなどで丁寧に磨きます。汚れが 目立つ所があれば、丹念に磨いて下さい。

ポイント
・手のとどかない場所を磨く時には石にのぼってもかまいません。
・文字が彫ってある所のお掃除には、歯ブラシがあると いいでしょう。
・磨き終わったら、きれいな布で水を拭き取って掃除終了です。

 

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お墓参りの作法

掃除が終わったら、花立てに水を入れお花を飾ります。
次に用意した供物をお供えします。この時、供物は半紙の上に置くといいでしょう。
そしてローソクに火 を灯し、そこから線香に火をつけて、お参りをします。お参りの順番は故人と縁の深い者からとなります。

まず、はじめに線香をお供えし、墓石に水をかけま す。
水は「清浄なもの」の象徴で、水をかけることにより、ご先祖さまの霊を清めるとされています。
そしてご先祖さまに向かって、合掌して冥福を祈ります。

・合掌礼拝方法
  墓石よりも体を低くするのが礼儀なので、しゃがんで合掌礼拝します。
・線香のお供え方
  線香は束のまま火をつけてから、人数分お供えするのが一般的です。
・お参りの後で・・・
  お参りが終わったら、お供えは鳥や猫などに荒らされないよう持ち帰るようにします。また、古くなった塔婆は、抜いて墓地の焼却炉でお炊きあげをしてもらいます。

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